独自ドメインをGitHub Pagesに繋ぐまで、実際につまずいた3点と直し方
無料のGitHub Pagesに独自ドメインを当てる——記事や解説では「DNSを設定するだけ」とサラッと書かれがちです。でも実際にやると、地味に手が止まる場所がいくつかありました。このサイト(tsumika.net)を繋いだときに自分が詰まった3点を、設定値ごと残しておきます。同じことをやる人の時短になればと思います。
つまずき1:ドメインを買っても、何も起きない
最初の勘違いがこれでした。ドメインを取得した直後、ブラウザにそのアドレスを打っても当然ながら何も出ません。
ドメインは「住所の名前」を借りただけで、中身を配信する場所(サーバー)とは別物です。GitHub Pagesという配信先に「この名前で来たらここを見せて」と指さしてやって、初めて表示される。ここを理解していないと、「買ったのに表示されない、壊れた?」と無駄に焦ります。焦らなくていい、設定がまだ無いだけです。
つまずき2:Aレコードの「Proxy」をオフにし忘れる
ドメイン側のDNSに、GitHub Pages宛のレコードを4つ登録します。具体的にはこのIPアドレス。
185.199.108.153
185.199.109.153
185.199.110.153
185.199.111.153
問題はここから。Cloudflareでドメインを取った場合、各レコードに「Proxy(プロキシ)」のオン/オフがあります。初期状態のオン(オレンジの雲)のままだと、GitHub PagesのHTTPS発行とぶつかって、うまく繋がらないことがあります。
直し方はシンプルで、オレンジの雲をクリックして灰色の雲(DNS only)に切り替えるだけ。これに気づかず「DNSは合ってるのに繋がらない」とハマる人は多いはず。まず灰色、が安全です。
つまずき3:HTTPSのチェックが「押せない」
DNSが通り、サイトが http:// で見えるようになっても、肝心の「Enforce HTTPS(常時HTTPS化)」のチェックボックスがグレーで押せない。
これは故障ではありません。GitHubがそのドメイン用の証明書を裏で発行している最中なだけ。発行が終わると自動でチェックできるようになります。体感では数分〜十数分。ここは「待つのが正解」で、何度も設定を触ると逆に時間がかかることもあります。手を止めて放置するのが一番早い、という珍しい工程です。
つまずき4:計測のために、あとから構成を変えることになった
これは接続時ではなく、しばらく運用してから起きた話です。
アクセス解析を入れたのに数字が0のままで、原因を追うと広告ブロック機能が計測を遮断していたと分かりました。訪問者のブラウザに「見に来た」と報告させる方式では、ブラウザ側が拒否すればそれで終わりです。
対処として、サイトへのアクセスを中継サービス経由に変え、通り道で数える方式に切り替えました。訪問者が何をブロックしようと、サイトを見るには必ずそこを通るので、取りこぼしません。
ここで重要なのが順番でした。中継を有効にする前に、暗号化通信(HTTPS)の設定を「Full」相当にしておく必要がある。ここを間違えると、転送が延々と繰り返されてサイトが表示できなくなります。私は先に設定を確認してから切り替えたので、無事でした。
最初からこの構成にしておけば二度手間は避けられました。計測方法は、ドメインを繋ぐ段階で決めておくほうがいいというのが教訓です。
どれくらい時間がかかるのか
これから同じことをやる人のために、時間の目安も書いておきます。
手を動かす作業自体は30分もかかりません。ドメインを買い、レコードを登録し、公開設定をする。それだけです。
時間を食うのは待ちの部分でした。DNSの設定が行き渡るまで、そしてHTTPS用の証明書が発行されるまで、それぞれ数分から長ければ数時間かかります。ここは何をしても早くなりません。
だから体感としては「作業30分+待ち時間」。待っている間に別のことをする前提で始めると、精神的に楽です。私は待ち時間に記事を書いていました。
やってみて思ったこと
3つとも、知っていれば1分の話。知らないと30分悩む。技術的に難しいというより、「今どの段階で、何を待っているのか」が見えないと不安になるタイプの作業でした。
逆に言えば、一度通してしまえば仕組みは単純です。サーバー代0円のまま、自分の名前のサイトが持てる。年1,800円ほどのドメイン代だけでここまで来られるのは、個人にとって悪くない投資だと思います。
このサイト全体をどう組んだかは AIで自動更新ブログを作った全記録 に書いたので、合わせてどうぞ。